黒又川釣行紀

1998.9.14・15
  黒又川は通過するだけのはずだった、、、。

  残り少ない解禁時の最後の遠征とすべく狙いをつけた沢の資料を集め
  念密に計画を立てたはずが、登山大系に明記されている時間の倍もか
  かっても目指す沢の出合には到達出来ず。
  対岸の滝
  思い切って泳ぎ下ろうかとも思ったが増水でそれも出来ず。
  敗退と言う文字が頭に浮かぶ、、、。

  

  時間ばかりが過ぎて行くが、荒廃したゼンマイ道にあげくばかり。
  汗ばんだ身体が限界に近づき、ついに飛び込む。
  最高!!思わず叫ぶ。
  もうこうなったら失われた少年時代を取り戻すかのように水遊びに没
  頭するしか無い。
  適当な河原でテントを張り、焚き火を起こし濡れた衣服を乾かしなが
  らウイスキーを舐めつつ満天の星空の下、何も考えずに至福の時だけ
  が過ぎて行く。

  翌朝、水面は20cmを越える減水。
  本流を釣り上がる事にするが、魚影は見えず。
  竿をしまい、ただひたすら何も考えず、へつる。

  

  次第に心が高揚してくる。
  楽しい、楽しい。
  2人の子供を山の母なる神が、優しく見守ってくれているようだ。

  
                       渡渉用トラロープにトンボの群
  
  (1998.9.16 大魔王記)